Anne Lamott "Bird by Bird"
1994年に出版されたアン・ラモットの創作と執筆と人生に関するエッセイ集。
タイトルは著者の兄が10歳のころに、数ヶ月かけてまとめるはずだった鳥についてのリポートの課題を前日になるまで忘れていて途方にくれているシーンから来ています。
やらなくてはいけない課題の大きさに涙ぐんでいる彼に、お父さんが「一羽ずつやるんだ、一羽ずつ」と励ましているという印象的な逸話です。
邦訳「ひとつずつ、ひとつずつ」は Amazon だと小説家になるための創作論の本として強くプッシュされているけれども、どちらかというと創作を軸にした人生についてのエッセイといったほうが近い。
私がこの本に出会ったのは、2007年頃のライフハックブームでブロガーのマーリン・マンが情報カードの逸話を紹介していたのがきっかけ。