レゴで紙飛行機を折る動画が不可能なものなどないと教えてくれる

2016 年 02 月 19 日

ああ、レゴよ。汝に不可能なことはないのか。と、いうくらいに、この子供の玩具から出発した趣味には限りがありません。

スーパーボウルの広告用に制作されたこちらの動画では、一枚の紙を片方からいれると、全自動で紙飛行機を折って発射するレゴの装置が紹介されています。

広告は Arrow Dynamics 社という、宇宙航空・防衛分野の会社によって発注され、レゴによる装置をデザインする Arthur Sacek 氏によって製作されました。

本編よりも、メイキングの動画のほうが、どのような試行錯誤がされ、どのような製作過程だったのかがみえて楽しい人もいるでしょう。

出来上がったものをみるとエレガントに動いている様子だけが印象に残りますが、実際の製作では膨大な微調整がされ、装置の一部分をまるごと組み直すシーンもあります。

ピースの多くは基礎的なものではなく、パーツとパーツをつなぎ合わせる機械的なものを数多くのレゴのセットから丹念に集めたものだというのがわかります。このあたりにも、「この問題にはこのピースを使えばいい」といった経験の蓄積があるのですね。

近年、CG を使うのではなく、こうした純粋な努力と試行を映像に込めることで企業メッセージを伝えるタイプの広告も増えていて、見せ方としてとても勉強になりますね。

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堀 正岳 (Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。

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