なぜ勝間和代プロはゲームカフェ「ウィンウィン」をプロデュースしたか?

2016 年 02 月 29 日

勝間和代さんといえば、著作家、経済評論家として著名なかたですが、最近の肩書には新たに「プロ」がついています。なんのプロかというと、最高位戦日本プロ麻雀協会のプロ試験に合格した、プロ雀士なのです。

著作や評論の「表」の顔でご存知のかたは、Facebookなどで見ることができる勝間和代さんのもう一つの顔をぜひ知ってほしいのですが、麻雀であれ、自転車、バイク、料理など、好きなものは徹底的に攻める「ガチ」な人として、実に楽しそうなのですよこれが。

そんな勝間プロが、五反田にゲームカフェ「ウィンウィン」をプロデュースして3月1日に開店しています。カフェ&ボードゲームの店、なるほど、わからない!いったいどういうことなんだ。

というわけで、ブロガー向けのお披露目会に招待されましたので訪問してみました。

どこにあるの? どんなときに行くの?、なにができるの?

カフェ&ボードゲームの店と聞いても、どんな店なのか想像がつかないと思います。どこにあるのでしょう? どういう具合に入店すればいいのでしょう? なにができるのでしょう?

というわけで1つずつ押さえていきます。まずは場所ですが、五反田駅前から大通りに面したビルの8階にあります。

Google Map 的にはまさにここ。タリーズコーヒーの二つ左になります。

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大阪王将の目立つ入り口の左側、こちらにエレベーターがありますので、こちらです。

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いろいろなものが目立ちすぎている街で、この看板は最初見逃してしまったのですが、ここまでのヒントがあれば大丈夫。すぐにみつかります。場所はよろしいですね!?

清潔で明るいゲームの空間

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というわけでというわけで8階にやってくるとこの看板。勝間プロプロデュースのカフェ&ボードゲームの店「ウィンウィン」です。

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さて、店内に入るとまずとても清潔なのが印象的です。最近のコワーキングスペースにもこういうところは多いですが、明るくて家具も白い色調、トイレやカフェスペースも清潔で親しみのもてる雰囲気です。

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こちらがカフェスペース。ドリンクベンダーと、エスプレッソマシン、あとアルコール類などの冷蔵庫があります。

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マグカップがチェス、将棋、オセロ、人狼と、ゲームをテーマにしてあります。こういうところに気を利かせているの、いいですよね。

街中のゲームをする空間というと、私の80年代の偏見もあるかとは思うのですが小暗くて、煙草の臭いのする、うっかり入りづらい場所というイメージがあります。それはそれで覚悟して入る分には楽しいのですが、ゲームを楽しむという部分を前面に出すならやはり「ウィンウィン」のような雰囲気のほうが扉は開きやすいですね。

人気のボードゲームで楽しめる

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さて、ゲームカフェというのですから、おいてあるのはなんでしょうか?

まずは勝間プロということで雀卓が。あれ? でもこれ、全自動卓ではありません。しかも一卓だけ。

そう、このあたりですでに特色がでているのですが、ここは雀荘というよりも、もう少し間口を広めたゲームを楽しむ空間として考えてあるのです。だから逆に全自動ではなく、家族でわいわいとこたつ麻雀を楽しむ雰囲気が残してあるのではないかと思います。

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最近ボードゲーム人気が復活していると聞いてはいましたが、なんだか子供の頃知っているのよりもグレードが上がってる「人生ゲーム」。

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ビジネス書「7つの習慣」の内容を覚えながらプレイできるボードゲーム。これが意外によいと聞いていて、ぜひやってみたい。

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それ以外にも、定番ボードゲームから単純にトランプ、オセロ、UNOのカードまで。いろいろあります。

大スクリーンの Wii/PlayStationも

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また、店の奥には大スクリーンで楽しめる Wii と PlayStation もおいてあります。

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桃太郎電鉄を20年ぶりくらいにやりましたが、なんて理不尽なゲームなんだろう(笑)

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そして大スクリーンで楽しむのは本当にいい! Wii Sportなど、臨場感がまるで違います。スキー場がいきなりそこに現れて吸い込まれるようにみえるのですね。

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と、後ろをみると勝間さんも参加しての人狼ゲームが始まっています。楽しそうだなあこれ。

このあたりで気づき始めるわけですが、やっぱりこのカフェ、勝間さんが楽しいものを全部集めているっぽい!

ゲームの「カラオケ」、たしかになかったかもしれない

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私はというと、その横で女の子を相手にチェスのルールを教えていました。小さな子でも、ルールがわかるとさっと面白い手を指してくるのはボードゲームの楽しみの一つです。意外性、頭をしぼって考える集中力、負けた時の悔しさ。

考えてみると、スマートフォンやブラウザゲームの多くがポチポチとクリックするだけの操作になり、意外性は乱数ではじかれる「ガチャ」くらいにしかない世界で、相手がいて、頭を使うゲームは最近していませんでした。

またそもそも、そういうゲームを誰かの家にいってやる、どこかに持ってくる、いずれにしても「場」に困るわけです。だから作ってしまったということなんでしょうね。

店主のかたにお話をうかがったところ、まさに清潔感があって、家族でも入れる、ちょっと時間を使える場所としてのゲームの空間がなかったので、それを作ったという経緯があるのだそうです。都会には「カラオケ」という歌の空間はありましたが、ゲームの空間は確かになかったかもしれません。

勝間さんがこの店を作ったのは、なによりもご自身がゲームが好きで、そういう場が欲しかったからなのでしょう。

まとめ

というわけで、カフェ&ボードゲームの「ウィンウィン」、どんな時にいけばいいかというと、待ち合わせに、友人とちょっと時間を使いたい時に、自分が持っていないボードゲームを楽しみにといったシチュエーションがありそうです。

そんなの想像がつかないという方は、最後に友人とボードゲームをしたのはいつだっただろうかというのも合わせて考えてみてください。ひょっとすると、ずいぶん経っていませんか?

こちらの店、ふだんは昼の12時から夜の23:45まで開いていますので、五反田で用事があったり、軽く飲んだ二次会に酔ってみたりしてみてください。

久しぶりの楽しみが、待っていますよ。

  • 場所: 東京都 品川区東五反田2丁目3-3 東五反田AMビル 8F

  • 営業時間:月-日: 12:00~23:45

  • 値段: 平日昼30分300円、平日夜及び土日、30分450円の時間課金制

  • 利用料金でコーヒ、ソフトドリンクはフリーに。アルコール類は別途。フード類持ち込み可能。カフェのみの利用可能。充電可能。完全禁煙

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堀 正岳 (Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。

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