旅の思い出はぜひ絵日記で。絵心がなくても旅を記録する方法 #アルバータ秋旅 #カナダ

2014 年 09 月 25 日

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今回のカナダ・アルバータ州の旅では、ふだん使っているモレスキン手帳に、たしょうの文房具を持参して絵日記を作っています。

私自身はほとんど絵心などというものを持ち合わせていません。人物などを描かせれば壊滅的なことになることうけあいです。

それでもちょっとした旅の合間に、手でメモをとってみること、絵で体験を表現するのは楽しいですし、旅の思い出をよりはっきりしたものにしてくれます。たとえば最初の一枚、これはすでに紹介したANAの機内食に、バンクーバー空港のトーテムポールの絵です。たまたま駅で拾ったVIA鉄道のパンフレットからなんとなく写しとった行き先の地図も描きこんであります。

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バンクーバーの街で気になった架線バスとTim Hortonsのドーナツ、それにPacific Central Stationも描いてみました。

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印象的だったVIA鉄道の最後尾を写真からおこしたのがこちら。指で隠れていますが、個室の様子も描いてあるのと、「ベッドはどうするの?」というコメントも書いてあります。

これらはどれも下書きなしでペンで一発描きをしたあとで、私の絵の師匠、@hayatenokouji さんが教えてくれたスタビロのペン68を使って着色してあります。

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こちらは20色のセットですが、今回使っているのはもう発売されていない30色のセット。

絵が上手でなくても、なんとなくこうしたことを続けられる秘訣は「お、自分がんばったじゃないか」と結果に満足できることです。そのために、スタビロのペンは大いに役立ってくれます。

30色のセットを荷物にいれるのは大変ですが、これだけの色があると緑だけで4色、灰色も3色、青系統も5色と、近いのですが異なる色が揃います。

すると、たとえば上のVIA鉄道の車体のように、薄い灰色と濃い灰色の2色を使うだけで、急に上手になったかのように(自分が)錯覚できるから不思議です。たとえば木を描くときにも、葉を3種類の緑で描きこむだけで、実際にみたイメージに近づきます。

この「イメージに近づいている」というのが大切で、実際に上手であったり、そのままである必要はありません。実際、上のVIA鉄道は実際の写真でみるよりだいぶでっぷりとしていますが、気にしない気にしない。

旅先ではなかなか写真を印刷できません。そして「ここは写真をはりつけよう」と手帳を空白にしていると、思い出もなかなか定着しないのです。

それよりはその場で、多少不正確でも写真から描き起こすと、一番気になっていた部分が強くデフォルメされて描かれて、旅の印象はぐっと強まります。

ポケットにおさまる手帳が一つに、多少の色ペンか色鉛筆。次の旅のおともにぜひ加えてみてください。

今回のアルバータ州訪問レポートについて

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アルバータ州観光公社の依頼を受けたネタフルのコグレマサトさん(@kogure)のお誘いで参加しています。アルバータ州観光公社には渡航費、宿泊、現地での案内をお世話していただいています。記事の内容はすべて私(@mehori)の見たまま、感じたままに書かせていただいています。Thank you Alberta!

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堀 正岳 (Masatake E. Hori)
2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。

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