額面の少ない硬貨の方が一回り大きい、オーストラリア硬貨の不思議

ブロガー向けニュースレター「iWire」の第一号、「『お金』が何かと話題な春、到来」が届きました。本日夜9時から放送予定の「おカネさま!~お金に好かれる秘密大公開SP~」という番組に関連してのリリースだったのですが、これについてネタフルのコグレマサトさん(@kogure)がこんな記事を書いています。

1円玉のところで「サイズ」という関連語に目が留まりました。1円玉でサイズ?

何か区切りの良いサイズでもあるのかと思って調べたら、これがビンゴ!

日本の硬貨 - Wikipediaによると、1円玉というのは、

  • 直径 20mm

  • 重量 1g

という、非常に区切りの良いサイズになっているそうです。なんとまあ、分かりやすいのでしょうか。 1円玉の直径は何mm?覚えておくと便利カモ | ネタフル

そういえば先日仕事でオーストラリアのタスマニアに行った際、これと似た話題があって面白いなと思っていたのでした。価値の高い硬貨が、価値の低い硬貨よりも異様に小さいというケースです。

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こちらがWikipedia から引用したオーストラリアの高価のサイズですが、面白いのが最後の4つ。$1硬貨と$2硬貨のように、額が大きいものが、50セントのように小さな硬貨よりも異様に小さいのですね。

これはドル硬貨とセント硬貨との材質の違いでにより硬貨の額面の価値との兼ね合いで生じるもので、日本でも10円玉が100円、50円よりも大きいというケースがあります。

硬貨といえども、価値のある金属ですから、実際の材料としての価値が、実際の硬貨の価値を上回ってしまってはまずいわけです。そこで大きさなどで調整するわけですが、このとき100円玉のような銀貨相当のものと、10円玉のような銅貨相当のものとはサイズが異なってしまうということになります。

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それにしてもこうしてみると大きな違いがありますね。実際に持ってみると、オーストラリアの$1、$2硬貨は重みがあって、ポケットのなかの手の感触ですぐにとりだすことができます。ただ、$1と$2の違いはなかなかわかりませんでした。

硬貨には気づきにくい違いもあって、表と裏のデザインの向きが縦にひっくり返したときに正面を向く「メダル方式」の硬貨と、左右にひっくり返した時に正面を向いている「コイン方式」のものがあります。前者はイギリス、日本、EU各国なのに対して、アメリカは後者だそうです。

外国に行った際に、なれない硬貨をレジの前で数えることもあると思いますが、大きさと重さ、そして裏表の向きにも様々あるというのにも注目してみると面白いかと思います。

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インフルエンサーワイヤー(iWire)事務局から委託を受け外部編集委員をつとめています。ブロガーの立場から、ニューズレターの編集やサービスについてアドバイスしています。

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2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。