三春町の絶景ポイント、三春ダムでダムカードを入手: 郡山・福島ブロガーツアー(4)

投稿日:2013年11月14日 更新日:

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郡山・福島ブロガーツアー、三春町のTOFU Cafe おおはたやをあとにした私たちは近くの絶景ポイント、三春ダムを訪問しました。

阿武隈川水系、大滝根川をせきとめて作ったこのダムは地図で見る通り複雑に入り組んだダム湖をもっており、おかげで美しいダム湖や、対岸の春田大橋も見渡すことができます。桜の頃はきっともっと美しいのでしょうね。三春ダムについてはWikipediaに以下のような記述があります。

このダムでは国土交通省直轄ダムでは初めてダム本体のコンクリート打設に合理化施工方法として拡張レヤ工法(ELCM)を採用した。また、景観に配慮するため、三春町が城下町であることを踏まえてダム本体に石垣のような装飾が施された。

Wikipedia:「三春ダム」より引用

ピラミッドであれ、巨大な仏像やお城であれ、人は大きな建造物に常に魅せられてきました。そしてダムもまた例外ではありません。ダムの個々の建築方法や構造、あるいは周囲の装飾や景観などを愛でるダム愛好家が存在しますし、ふだん僕が出没しているGoogle+でも多くの同好の士がいます。

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三春ダムもまた、城下町だった三春のなごりを意識した造りになっていますし、ダム湖に建造されている上の写真の三春大橋も漢字の「春」をイメージした末広がりの構造をしています。このように地元の歴史や、住人のこだわりを知って旅にでるのも、何気ない風景を楽しむポイントになりますね。

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さて、ダムといえばダムカードです!

国土交通省と独立行政法人水資源機構の管理するダムでは、ダムのことをより知っていただこうと、「ダムカード」を作成し、平成19年度の「森と湖に親しむ旬間」(7月21日~31日)中より、ダムを訪問した方のみに配布しています。

カードの大きさや掲載する情報項目などは、全国で統一したものにしており、おもて面はダムの写真、うら面はダムの形式や貯水池の容量・ダムを建設したときの技術、といった基本的な情報からちょっとマニアックな情報までを凝縮して載せています。

国土交通省・ダムカードについて

トレーディングカードのようなつくりで、ダムのマニアックな情報が裏面に書いてあるダムカードですが、ダムの管理所など、現地に行かなければ手に入らないというところがポイントのアイテムです。三春ダムではちゃんとダムの管理所の入り口で「ダムカード配布中」という張り紙がありましたので、インターフォンを鳴らして受け取ることができました。

どうということはないカードですが、もっているだけで旅の思い出になりますので、旅ノートに貼り付けるなどして集めるようにしています。こうした取り組み、ぜひ全国の温泉などでも広がってくれないものでしょうか。

三春町の名前と、観光ルート

先ほどから三春町は「春」がキーワードであると何度か登場していますが、町名が「三春」となったのには諸説があるようです。

一番流布しているのは「梅・桃・桜の花が一度に咲き、三つの春が同時に来るために三春」という説ですが、実際のところはそれは気候的にも難しそうです。三春町のホームページにも諸説が紹介されています。

また、田村義顕が三春へ城を移したのが、永正元年(1504)の正月のことで、移る前の城で1回、三春に移って2回目、その年が閏年だったのでもう1回正月の祝いをしたので、三春と名付けたという説もあります。しかし、永正元年の閏月は3月で、さらにそれ以前から三春の名を記録に見ることができることから、これも正しいとは言えないようです。こうした中で、三春の地名が初めて記録に表れる南北朝時代の文書を見ると、そこには「三春」ではなく「御春」と表記されています。このため、「ミハル」という読みが先にあり、それに「三つの春」という文字を充てたと考えられます。

 こうしたことから、三春は小高い山がいくつも連なり、そこからは郡山盆地を一望にすることができるため、見張りをする「見張る」から「三春」に変わったのではないかとも考えられます。

三春町ホームページ

三つの春であり、御春であり、見張るである。町の名前に諸説があるのは、それがとても古い由来をもっており、永年守られてきたことでもあります。

美しい春といえば、三春町には樹齢1000年といわれる天然記念物、三春滝桜もあります。春になったら、三春ダム、滝桜に、おおはたやカフェと、半日のルートでたどるのもよいかもしれません。

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ところで道中、こうした原発事故にともなう除染についての看板や、各所に被災者の住んでいる仮設住宅をみることもありました。

ふだん原発事故の影響がすくない地域にすんでいる自分には、これが福島の日常であり、生活の現場であることを強く意識する瞬間でした。

原発事故が悲劇的な現実であるなら、それでもなお美しい三春を守ろうとここに住む人々の日常もまた心強い現実です。三春という町の名前がまた次の1000年残るようにと戦われる尊い日常なのです。それを意識できた昼下がりでした。

僕はまた来ますよ。三春へ、郡山へ、福島へ。何度でも!

  • この記事を書いた人

堀 正岳

堀 E. 正岳。2011年アルファブロガー・アワード受賞。Evernote ライフスタイルアンバサダー。ScanSnapアンバサダー。この他のブログに、Lifehacking.jpClimate+を運営しています。 著書に「理系のためのクラウド知的生産術」」(講談社ブルーバックス)、「Evernoteオールインワンガイド」(インプレス・共著)、「iPhone習慣術」(インプレス・共著)、「モレスキン 「伝説のノート」活用術」(ダイヤモンド・共著)、「情報ダイエット仕事術」(大和書房)

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