「1000books」 一覧

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8冊目:「ワインバーグの文章読本」ジェラルド・M・ワインバーグ著

2016/2/24  

「考える技術・書く技術」と聞いてバーバラ・ミントと答えるか、板坂元と答えるかでまったく違う流派に属するように、知的生産や文章作法の流儀にもさまざまあります。 この手の本を好物にしている私が隠れて楽しん ...

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7冊目:アンナ・カヴァン「氷」

2016/2/14  

「私は道に迷ってしまった」この、ダンテの神曲「地獄編」の冒頭を思わせる書き出しから、物語は、読者は、混迷と破壊の灰色の風景のなかを止めどなく歩み続けます。 アンナ・カヴァンの「氷」は、サイエンス・フィ ...

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6冊目「アシェンデン」サマセット・モームの波乱万丈のスパイ小説

2016/1/29  

「月と六ペンス」のサマセット・モームとスリル、サスペンスというと、なかなか繋がりにくいかもしれません。しかし、そもそもモームは彼の時代最高の流行作家で稼ぎ頭で、日本の芥川賞・直木賞的な分断でどちらかに ...

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さよなら、イザベル。死者たちの織りなす探偵物語の先にみえる人生の救済「イザベルに ある曼荼羅」#005

2016/1/23  

幻想と旅の小説家、アントニオ・タブッキの名作「レクイエム」に続く中編であり、著者の没後初めて刊行された小説がこの「イザベルに ある曼荼羅」です。 「レクイエム」が、猛烈に暑いリスボンの昼下がりに語り手 ...

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歴史を悼むために。P.K.ヒッティ「シリア」(中公文庫) [#004]

2015/10/1  

世界の中心とはどこでしょうか? もちろんこの地球上に、中心とよべる中心はないのですが、それでも意識のなかで、心のなかでそれを探すとしたなら。 私たちは自分たちの知っている知識と情報をもとに、中心と、周 ...

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時をさかのぼる小説で文明を脱ぎ捨ててしまえ。カルペンティエル「失われた足跡」(岩波文庫) [#003]

2015/9/2  

よく小説は時も場所も飛び越えるといいますが、それはたいてい、書かれた時代と場所が違うことを指しています。しかし読み進めるほどに時代がさかのぼり、心が暑苦しく厚着していた文明の虚飾をはぎ取られてゆく読書 ...

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無声の小説が描き出す希望。「The Book of Illusions」ポール・オースター [#002]

2015/1/27    

ポール・オースターといえば、ニューヨーク三部作や、Mr. Vertigoが有名ですし、近年の Brooklyn Follies も Travals in the Scriptoriumも捨て難い佳作で ...

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嘘もノイズも物語になり得る。「フーコーの振り子」ウンベルト・エーコ

2015/1/1  

アルカンタラの熱い夏の佐々木さんが始めていて、みたいもん!のいしたにさん、R-Styleの倉下さん、がこれは良い企画と追撃していた(たとえばここ、とここ)「千冊紹介する」というブログエントリシリーズに ...

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