初期の携帯電話からiPhoneまで。端末のアスペクト比を並べたインフォグラフィック

折りたたみ式の携帯電話を使っていた頃から、小さなタッチパネルのついたiPhone、そして第画面のiPhoneに至るまで、これまでさまざまな携帯デバイスを利用してきました。

あまり考えたことはなかったのですが、その変遷とアスペクト比を一枚の画像にしたものがTwitterで流れていました。

Mobile phone evolution… pic.twitter.com/8GIbnH8PUK

— Theo Priestley (@ITredux) 2015, 4月 30

横軸が1990年から2015年にいたる時系列で、おおよその大きさとアスペクト比が画像では表現されています。

携帯電話の歴史を紐解くと、一番左はMotorola DynaTAC 8000Xでしょうか。その右は、Nokia 2110のようにみえます。

ちょうどまんなかあたり、最も小さいのは2002-2005年頃によく売れていたNokia6100だと思われます。この頃は、空港に行っても、国際会議でも、みんなが同じNokiaの携帯電話を使っていましたので、あの呼出音が鳴るとその場の全員が背広のポケットを同時に覗きこんで自分の電話かどうかをチェックしている様子が可笑しかったのを覚えています。

長い携帯端末の歴史で見ると、2007年の初代iPhoneの登場はまだまだ新しいわけですが、そこを境にスクリーンの大きさとアスペクト比も状況が一変していることがわかります。

そこからはiPhoneの歴史というわけですが、これもこうして並べてみると、ゆるやかにスクリーンのサイズが大きくなり、アスペクト比が変わって、それにともないユーザーに提供されている経験も質も変化しているということが考察できます。

公平にいうなら、この時系列はブラックベリーやサムスンの携帯、あるいは日本のガラケーなどは完全に無視していますので、ここからなにか客観的な結論は導き出せないと思いますが、端末の大きさと、それに対するスクリーン面積の比率をみているだけでも歴史が感じられますね。

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2011年アルファブロガー・アワード受賞。ScanSnapアンバサダー。ブログLifehacking.jp管理人。著書に「ライフハック大全」「知的生活の設計」「リストの魔法」(KADOKAWA)など多数。理学博士。