アイスフィールド・センターから眺めるアサバスカ氷河の絶景

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アイスフィールド・パークウェイのちょうど中間地点あたり、コロンビア氷原から親指のような形でつきでているアサバスカ氷河と最も近い地点に建っているのが、アイスフィールド・センターです。

ここからアサバスカ氷河を堪能するとともに、氷河ツアーとアイスデッキという二つの観光スポットへと行くことができます。IMG 1038

私たちが到着したのはちょうど雨があがった頃。移ろいやすい天気の合間を縫うようにして観光客がおおぜい集まってきていました。

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建物の前にはこんな年代物の雪上車も。国立公園内なのに、観光バスや氷河観光を運営していられるのは、こうして長い間氷河地域でのガイドをする仕事が営まれていた流れを汲んでいるからなのだとか。

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アイスフィールド・センターについたらまず行きたいのが氷河観光のチケット売り場。混んでいると、バスまで多少の待ち時間が必要になりますので、まずはチケットをおさえておきましょう。

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建物の正面に広がっているアサバスカ氷河は、二階の展望台から特によくみることができます。バスの時間をまっていると、次第に晴れてきました。ツイてます!

こうしてみると、まさに氷が「流体」となって流れてきている様子がわかります。あの最も高い、雲に隠れている先にコロンビア氷原があり、そこから5.8kmの長さの氷河がのびています。このたった6km未満の距離を、氷は150年のかけて流れてくるのです。

氷河の先端にみえている茶色の山は「モレーン」といって、氷河が押し出した土砂や石が堆積してできた山です。寒冷な気候になって、氷河が押し出してくるたびにモレーンが形成され、温暖な気候になるとその痕跡を残したまま氷河は後退しますので、氷河の長い歴史を知る上でとても重要です。

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アサバスカ氷河が最も大きかったのは、記録の残っているのでは1714年のことで、それからは1840年代にもう一度伸長した以外はゆるやかな後退をしています。

上の看板の写真は1919に撮影さえたものですが、そこから比べても1.5kmほど氷河は後退しています。おだやかな気候と、ゆるやかにすすむ温暖化の影響が氷河に影響しているのではないかと考えられています。

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一見、寒い風景にみえますが、かつてはこのすり鉢状の地形いっぱいが氷河に覆われ、このアイスフィールド・センターも分厚い氷の下だったのだと考えると、いまは本当に温暖で恵みの多い気候なんですね。

氷河観光をするひとのおすすめコース

アイスフィールド・センターからはいくつかの氷河観光のコースがあります。もしそれほど時間がないなら、アサバスカ氷河の先端まで行って帰ってくるので45分くらいのハイキングとなります。

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でもやはりおすすめしたいのは、チケットを購入してバスと氷上車でゆくグレーシャー・アドベンチャー・ツアー(Glacier Adventure Tour)です。こちらは1.5時間ほど。ただし、混雑しているときはバスまで待ち時間がありますので注意が必要です。

グレーシャー・アドベンチャー・ツアーはまずバスにのって、上の写真で左側に見える道をたどって氷河の近くまで行きます。

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そこからは氷上車にのりかえて、アサバスカ氷河の上に。ズームで撮影するとまるで小さなゴミ粒のような氷上車が氷河のまんなかにみえます。あそこまで行けるのか!

この他にも、もっと時間があるようなら3−6時間ほどの氷河のガイドツアー(要予約)もありますし、登山が好きな人ならば周囲に日帰りできるハイキングルートもあります。

夏の間なら雪の存在しないルートが存在しますので、靴は登山用のしっかりしたものであればアイゼンなどの雪用の装備は必要ありません。ただし氷河の上を吹く風は常に冷たいので、防寒はしっかりしないとつらいでしょう。

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というわけで私たちはバスにのりかえて、アサバスカ氷河のグレーシャー・アドベンチャー・ツアーへ行きます。いざ、氷河のうえに!

今回のアルバータ州訪問レポートについて

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アルバータ州観光公社の依頼を受けたネタフルのコグレマサトさん(@kogure)のお誘いで参加しています。アルバータ州観光公社には渡航費、宿泊、現地での案内をお世話していただいています。記事の内容はすべて私(@mehori)の見たまま、感じたままに書かせていただいています。Thank you Alberta!

  • この記事を書いた人

堀 正岳

堀 E. 正岳。2011年アルファブロガー・アワード受賞。Evernote ライフスタイルアンバサダー。ScanSnapアンバサダー。この他のブログに、Lifehacking.jpClimate+を運営しています。 著書に「理系のためのクラウド知的生産術」」(講談社ブルーバックス)、「Evernoteオールインワンガイド」(インプレス・共著)、「iPhone習慣術」(インプレス・共著)、「モレスキン 「伝説のノート」活用術」(ダイヤモンド・共著)、「情報ダイエット仕事術」(大和書房)

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